最近、「ブラウザ(InternetExplorer等)のホーム(スタート)ページが勝手に変わってしまった」とか、「PCが不安定でエラーが続発したり、妙に動作が重い」、「勝手に広告のポップアップが開いてくる」などの症状は出ていませんか?
もし、思い当たる事がある場合はスパイウェア(アドウェア)がインストールされ、活動しているのかもしれません。
スパイウェアとは難しくいうと、『利用者や管理者の意図に反してインストールされ、利用者の個人情報やアクセス履歴などの情報を収集するプログラム等』 ということになります。
つまり、色々な情報(クレジットカード番号やパスワード、ユーザーの趣向、等々)を勝手に外部に送信したり、勝手に広告(アダルト系が多いです)を表示したりするソフトとのことです。
このスパイウェアですがウイルス対策ソフトを導入していても発見されず、活動していることがあります。
これはスパイウェアがインストールされる際に何らかの方法で承諾を得てインストールされることが多いため、違法なソフトと断定できない部分があるそうです。
例えばフリーソフトの使用許諾等に書いてあるのを見のがしたり(意外と読まないで進めてしまうことが多いため)、外国語で表示されていてよく分からないけれど [OK]等 を押してしまうとかでインストールされます。
こういった理由等で、ウイルス対策ソフトメーカー各社もウイルスとして検出できずにいたようです。
しかし、実際に行っている行為自体はウイルスと同様に悪質であるので、最新のウイルス対策ソフトはこのスパイウェア対策に力を入れてきており、今後はウイルス同様に発見・処理されていく事を期待しています。
Windows Vistaでは Windows Defender というスパイウェア対策機能が標準で搭載されています。
なお、Windows XP SP2 をお使いの方は Windows Defender をダウンロードして利用することもできます。
参照:スパイウェアガイド 日本語版
・トレンドマイクロ スパイウェア対策Web
・IPA( 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター) スパイウェア対策 5 箇条
・IPA( 独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター) 対策のしおり